2008年06月16日

BBL「バレエ・フォー・ライフ」2008/6/15(日)

ベジャールバレエ団のバレエフォーライフを見てきました。やっぱいいですね、素直に楽しめました。

▼ベジャール・バレエ・ローザンヌ日本公演
『バレエ・フォー・ライフ』
2008年6月15日(日) 15:00開演  東京文化会館
 
フレディ役はマーティン・ヴェデル、ジルがやる狂言まわしの役はバティスト・ガオンでした。このキャスト、前回も見たな(っていうか前回は2回みたので、ファースト、セカンド両方みてる)。

フレディ役は、私はファブロー君より、わりとヴェデルが好み。なんかすごく逞しくなったような気がするのだけど、前からそうだっけ?すばらしい肉体美でした。逞しいくせに、時々見せるしぐさが妙に艶かしい。それはそういう振付だからなのか、良く分からないけど、2年前よりインパクト強かった気がする。

しかし、冒頭のIt's a beautiful day が始まったとき、しまった!と思った。

今日は祭典席なので、前から5列目。よい席だけど、この作品は2階ぐらいからみたほうが絶対によい。

この冒頭のシーツのシーンなんて、以前、2階から見たときは、あまりの美しさにそれだけで感動して涙が出そうだったもの。5列目の近さだと、そういう全体の美しさがなくて、つい個々のダンサーの表情をみてしまったりする。

まあ、ダンサーの顔が良く見えたので、ダンサーのチェックはできたけど。最後のシーンもやっぱ上から見たかったな。

"I was born to love you"は、カトリーヌ・ズアナバール。すごくしなやかで、美しい。ただ、自分にとっては少し物足りないところがある。

もしかしたらベテランなのかもしれないけど、若々しいイメージがあって、伸びやかであまりにも美しい肢体が、なんとというかまったく屈折を感じさせないところがある。

私が最初にこのダンスをみて感じたのが、少し大人の女性のイメージ、いろいろあった上でそれでも力強く踊るようなイメージがあったので、彼女の若さをイメージさせる部分が少し自分にとって物足りないのかなーって思った。

最初のほうからちょこちょこと目だったのが、ストレッチャーの上に乗っていた若手のダンサー(エティエンヌ・ベシャール)。

小柄でまだ少年みたいに華奢なんだけど、すごく可愛いいというか綺麗な顔立ちでついチェック。あと、ウインターズ・テイルも踊ってたので、なかなか有望なのかな。

このエティエンヌ・ベシャールは、プログラムによると、ピエトラガラが校長を務めるマルセイユバレエ学校に2001年に入学。2004年〜2007年にルードラが学び、2007年9月にBBLに入団とある。ほんと新人なんだ。

ラジオ・ガ・ガは、箱の外で踊るダヴィッド・クピンスキーがなかなか目を引いた。彼も結構逞し。最近入団したメンバーらしい。(なんとなく顔がフィギュアのベルントソンに似てるような気がした。なんで、ここでベルントソンを思い出すんじゃ、、、フィギュア見すぎかも)

ダヴィッド・クピンスキーも2007年9月に入団。その前はデンマーク・ロイヤルバレエ団でソリストだったらしい。

途中のドンの映像はちょっと痛々しいのだけど、みながら、なぜベジャールはこれらの映像で編集したのかなーと思った。

ボヘミアン・ラプソディで曲に聞き入り、最後のショー・マスト・ゴー・オンではやっぱ盛り上がってしまう。

そして、最後、ダンサーを迎えるのはジル・ロマン。気難しいイメージがあるけど、こういう時に見せる笑顔はとっても素敵。優しい表情でした。

プログラムのなかで、ベジャールは「これは若者と希望についてのバレエ作品というべきだ」と語ってますが、このストレートな表現、こういうのもたまにはいいなと思う。

【詳細】
<イッツ・ア・ビューティフル・デイ> カンパニー全員
 フレディ:マーティン・ヴェデル
<タイム/レット・ミー・リヴ> カンパニー全員
<ブライトン・ロック>
ダリア・イワノワ、エリザベット・ロス、ティエリー・デバル
 バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
 オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
<ヘヴン・フォー・エヴリワン>
エティエンヌ・ベシャール、バティスト・ガオン
 天使:エクトール・ナヴァロ
<ボーン・トゥ・ラヴ・ユー>
カトリーヌ・ズアナバール、ダフニ・モイアッシ
<モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」>
バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
 オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
<モーツァルト「エジプト王タモスへの前奏曲」> 
 バティスト・ガオン
<ゲット・ダウン・メイク・ラブ>
カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
 カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル、マーティン・ヴェデル
<モーツァルト「協奏曲第21番」>
カルリーヌ・マリオン、ティエリー・デバル
 エティエンヌ・ベシャール、ヴィルジニー・ノペ
<シーサイド・ランデヴー> ダリア・イワノワ
<テイク・マイ・ブレス・アウェイ> カテリーナ・シャルキナ、バティスト・ガオン
<モーツァルト「フリーメーソンのための葬送音楽」>
 バティスト・ガオン
<Radio Ga Ga> ダヴィッド・クピンスキー
<ウインターズ・テイル>
オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エティエンヌ・ベシャール
 ヴィルジニー・ノペ
<ミリオネア・ワルツ>
アルトゥール・ルーアルティ
 ジュリアーノ・カルドーネ、ヨハン・クラプソン
 シャルル・フェルー、ヴァランタン・ルヴァラン
<ラヴ・オブ・マイ・ライフ―ブライトン・ロック>
バティスト・ガオン、カテリーナ・シャルキナ
 オクタヴィオ・デ・ラ・ローサ、エミリー・デルベ
<ブレイク・フリー(フィルム)> ジョルジュ・ドン
<ショー・マスト・ゴー・オン> カンパニー全員
 上演時間110分
posted by とらのお at 01:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 公演日記2008年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またこれかあ、とちょっと思ってたのですが、見終わってみるとやっぱりいいですね。
前回はジルじゃない日だったので、今回はジル切望!で初日にしてみたら的中でした。前回のジル役はアレッサンドロ君で、なかなか健闘してるとは思いましたが、ジルを見てしまうとやっぱり迫力が全然違いました〜。他のダンサーとは頭2つぐらい抜けて年上のはずなのに、一番キビキビしてて溌剌って感じですごい! フレディ役に対しては今まで特に何かを感じたことはなかったのですが、今回のファブローは結構いいなあと思いました。ミリオネア・ワルツの那須野君がすごくかわいかったです。ちょっととぼけたような曲調によくマッチしてました。
両プログラムを通じてですが、これからは自分がバレエ団を率いていかなければ、というジルの強い思いがひしひしと伝わってきました〜。
Posted by へりおす at 2008年06月16日 19:58
>へりおすさん
そうなんですよねー。私も、前々回の公演ですごくはまったとはいっても、今回の来日の演目聞いたときは、さすがに「あれ、また?」って思ってしまったもの。
でも、見るとやっぱいいですね。このストレートさがやっぱいいんでしょうね、、、
私が見た日のバティスト・ガオンは、なかなかよかったとは思うけど、でも、それとは別にやっぱジル・ロマンはみたかったなー。
アダージェットも見れなかったし、、、今後はもっと踊らなくなるだろうし、もう一度見れることはあるかなーって思うと心残りです。
Posted by とらのお at 2008年06月17日 01:10
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