2008年08月09日

エトワールガラ Bプロ 2008/8/9(土)

というわけで、本日はエトワール・ガラを見てきました。素敵なダンサーも多くて、なかなかよい感じでした。

▼エトワール・ガラ2008 
 2008年8月9日 14:00開演 オーチャードホール
 <Bプログラム>
 
以下、上演順に一言。

◆1「眠りの森の美女」より“青い鳥”
(振付:M.プティパ 音楽:P.I.チャイコフスキー)
メラニー・ユレル、アレクサンドル・リアブコ

おなじみの演目だけど、ガラでやるにはめずらしい演目かな。

この演目って、青い鳥の衣装とかやや普通の感覚からすると違和感あるんだけど、今日はそういう違和感が感じられなくてすごくはまってました。

リアブコの動きがしなやかなさで、後半の、腕をひらひらさせてジャンプしながらくの字に体を曲げるところとか、すごくきれいでした。ユレルもかわいかったです。サポートされながらの回転でおやってところがなんどかあったけど。

◆2「モーメンツ・シェアード」
(振付:R.V.ダンツィヒ 音楽:F.ショパン)
エレオノラ・アバニャート、マニュエル・ルグリ/ピアノ:上田晴子

紫の衣装で、生のピアノ演奏で素敵でしたが、あまり印象はなかったなかな。

◆3「白鳥の湖」 第2幕より
(振付:M.プティパ/L.イワーノフ 音楽:P.I.チャイコフスキー)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マチュー・ガニオ

すごく素敵でした。ひさしぶりに、はかなげで、可憐な、守りたくなるオデットを見たかも〜。最近って、強いオデットが多いから、すごくよかったです。

腕の使い方とか、パリ・オペラ座とロシアはやっぱ違うのかな。よくわからないのだけど、なんかすごくロマンチックにみえました。ルンキナ、素敵なバレリーナになりましたね。

しかし、アダージョだけで、あれ、もう終わり?って感じで残念。

マチュー君は、見かけはもちろん素敵なんですが、この演目だと男性はほとんど印象に残らずなのはしょうがないですね。

◆4「ロミオとジュリエット」第3幕より 寝室のパ・ド・ドゥ
(振付:J.ノイマイヤー 音楽:S.プロコフィエフ)
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

アッツォーニとペッシュがとてもお似合いで、これまた素敵でした。なんかひさしぶりまとなペッシュをみたような。(だって、この前はティッシュだったしー)

ノイマイヤー版も素敵っていうより、これはもうやっぱ音楽が素敵って気がする。

◆5「カノン Canon in D major」
(振付:J.ブベニチェク 音楽:J.パッヘルベル)
マチュー・ガニオ、アレクサンドル・リアブコ、イリ・ブベニチェク

最初は、現代的な音と舞台からのスポットライトで照らされて、いったん暗くなり、カノンの音楽が始まるという演出。

おなじみの音楽だし、なんとなく心地よくみれたけど、あまりカノンの音楽にあった振り付けではなかったような。割と忙しそうな振り付けで、ちょっと緩急というかアクセントがない気がしました。

男性3人が踊るというと、レマンゾとか思い出して、ちょっとわくわくしたのだけど、ちょっと印象が薄かったかも。

◆6「瀕死の白鳥」
(振付:M.フォーキン 音楽:C.サン=サーンス)
マリ=アニエス・ジロ/ピアノ:上田晴子

ジロが瀕死かあ、、、、と思ったけど、割と似合ってました。前、全幕の白鳥見たときも思ったけど、ジロは演技は結構女性らしいのですよね。

でも、やっぱガタイの大きさがで感じられちゃうのがちょっと残念なところ。どうしてもただの白鳥じゃなくて、「オオハクチョウ」の見事な最期って感じの演技に見えてしまう。

◆7「マーラー 交響曲第5番 アダージェット」
(振付:J.ノイマイヤー 音楽:G.マーラー)
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

アダージェットで素敵に踊ってましたが、いかん、、、、休憩につい、おなかがすいて、サンドイッチ食べてビール飲んじゃったので、眠気が、、、、


◆8「ドリーブ組曲」
(振付:J.マルティネス 音楽:L.ドリーブ)
エレオノラ・アバニャート、マチアス・エイマン

なんか、この演目もすっかりパリ・オペラ座組でおなじみになったな。この衣装着るとアバニャートもかわいい。エイマン君はなかなか気持ちよく踊ってました。が、いかん、ビールで眠気がでて集中力がきれてしまった、、、

◆9「トリオ」
(振付:S.L.シェルカウイ 歌:C.ブランコ)
マリ=アニエス・ジロ、イリ・ブベニチェク、アレクサンドル・リアブコ

休憩に今度はコーヒー入れたので、元気復活したせいもあるけど、この演目は面白かったです。

最初は男性二人が登場、次にジロが登場。ジロは薄物の長いスカートをはいてて、それを小道具のようにつかながらデュエット。なかなか素敵。

また男性二人になったかな。そのあと、今度は濃紺かほとんど黒に近い色のドレスでジロがソロ。次に、男性二人も登場して、黒子か精霊のような感じで眠っているジロをリフトしたり、リモートコントロールするような感じで踊る。最後はジロがごろごろと転がって、つぎに男性が一人いっしょに並んでごろごろ。最後は3人でごろごろ。

なんか、こう書くと身もふたもないけど、それがなんかいい感じでした。意識のないところで、なにか別のものに動かされている感じとか、寝ているジロをみながら彼女になにかしかけてる2人の雰囲気がなんかおもしろく、なんか懐かしいような、あたたかいような雰囲気があってよかったです。

もともとは「デュオ」が予定の演目になってたんで、プログラムみても「トリオ」の説明はないんだけど、どういう作品なのかな。

◆10「マノン」第1幕第2場より パ・ド・ドゥ
(振付:K.マクミラン 音楽:J.マスネ)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マニュエル・ルグリ

ルグリのマノンは初めて。期待したのだけど、自分としてはこれはちょっと違ったかなー。なにがどう違うのかな、うまく説明できないけど、ちょっとずついろいろと違ってしまってたような気がする。

ルンキナもやっぱマノンにはみえなかった。最初のベットにもたれながら、デグリューをみるところとか、普通に純粋な少女が立っているようにみえて、マノンの官能性みたいなのは感じられなかった。

あとやっぱ慣れてないせいか、パートナリングがスムーズじゃなかったような。いや、十分スムーズに振り付けはちゃんと踊っている気はしたけど、印象が古典の踊りっぽいというか。マクミラン独特の、振付と演技の境目のないような演技ではなかった気がする。

    *** ***

最後フィナーレ、なんの曲かな、のりのよい音楽で一人一人登場。この曲なら、全員でのりのりで踊ったら楽しそうだったのに。なんかアバニャートが音楽にすごくのってた気がする。

カーテンコールで、ルグリが先に登場、ルンキナがジャンプしてきてリフトってのをやって盛り上がってました。ルンキナがそんなのやるのって意外だった。

最後のマノンが個人的に盛り上がらせいもあり、ちょっと盛り上がりには欠けてしまったけど、全体としては、素敵なダンサーがそろってて、演目もなかなかよかったかな。

ルグリガラもなくなってしまったし、今度はこのエトワールガラでパリ・オペラ座のダンサーたちの姿がみられるといいな。

200808-etoilesgala.jpg
posted by とらのお at 22:24| Comment(6) | TrackBack(0) | 公演日記2008年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、とらのおさん。
Bプロの様子がよくわかるレポをありがとうございます。そうですよね、舞台の直前や休憩の間に何か食べると集中できないですよね。仕事の後かけつけだと余計・・・。

やっぱりルンキナとガニオの白鳥は良かったですか。。。これは私もとても気になっていたのです。見たかったです。

「トリオ」もなんだか見てみたい気がしてきます。

ルンキナとルグリのマノンは、私的には違う気がして、Aプロを選択してしまったのですが、とらのおさんの感想を拝見すると、やっぱりそうだったか。と思いました。ルンキナって美しいしテクニックもあるけれど、弾ける感じとか、濃い感情表現とかはなくていつも物足りなさを感じるのです。といっても次のボリショイは彼女で白鳥を見ますけれど。ルグリのデグリューもどんなのか気にはなっていたのですが(キャラクター的に違うのではないかしらと思っていました)、そうだったのですね。

なにはともあれ、エトワールガラは楽しかったですね。
Posted by きとり at 2008年08月10日 12:35
>きとりさん
ネットをみてると、今回の感想はすごくまちまちって感じですね。公演自体の評価はおおむね高いのだけど、好みの演目が見事にわかれているっていうか。
カノンは素晴らしかったけど、トリオは退屈っていう人もいるし、白鳥はいまいちだけど、マノンは素晴らしい!っていう人もいるし。
どっちかというと、マノンは素晴らしいっていう人のほうが多いかな?でも、私にとってはマノンはちょっと違うのよね〜なんて、こだわったりする。ルグリって、本来はデグリューは似合うタイプと昔聞いた気がするけど、ルンキナと並ぶとちと落ち着きがでちゃうかな。
Posted by とらのお at 2008年08月10日 17:22
そうですね。最近はみなさんの感想をすぐに読めるからとても楽しいです。確かに、ルグリとルンキナのマノンは良いとする人が多いようですが、実力としては申し分の無い二人が踊るのだからまずいはずはないのですけれど。私が見たらきっととらのおさんと同じ意見になったと思います。そのちょっとのこだわりにピタッとはまった舞台を見るとものすごく感動したりするんですよね。

全然関係ないですけれど、今、TVショッピングのチャンネルでレニングラード国立バレエのチケットを売っていたのですが、プロモーションにシェスタコワとだんな様が生出演して、第3幕のPDDの簡易版を踊ってました!びっくり!!シェスタコワ好きの私としては嬉しいような悲しいような。ちょっと太ったかな、みたいな感じで、冬はぜひもうちょっとだけでよいから絞ってきてほしいなあ、なんて思って眺めていました。
Posted by きとり at 2008年08月10日 23:43
>きとりさん
そうなんですよね〜、うまい、って思っても、感動はまた別物だし。自分のポイントに触れるかどうかですよね。

>プロモーションにシェスタコワとだんな様が生出演

へええ、テレビでそんなプロモーションしたりするんですねー。シェスタコワ、素敵ですよね。でも、やっぱオフは太ったりするのかー、まあ多少はしょうがないかな、、、
レニングラードは、今度はライモンダが新作だというので、ちょっと興味もってます。
Posted by とらのお at 2008年08月11日 00:37
自分のポイントに触れてくれる舞台が一番ですよね。頭の評価と心の評価はいつも同じではないというか。今回のエトワールガラはそんな印象でした。

私もライモンダ狙いです。今回はペレンで見てみようかと思っているのです。シェスタコワは何度も選ばせてもらっているし、去年の夏のペレンのガラでのエスメラルダはなかなか良かったので、変化を期待して、ペレンを。コシェレワの白鳥も捨てがたいしですが、お財布と相談です。
Posted by きとり at 2008年08月11日 09:36
>きとりさん
やっぱ新作って聞くと気になりますよね。でも、そうなんですよね〜、問題はお財布です><
あと時間もかな、、、なかなか難しいです。
Posted by とらのお at 2008年08月12日 00:41
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