2014年11月09日

新国立劇場バレエ「眠れる森の美女」2014/11/8(土)

すごい久しぶりの更新ですが、仕事からの逃避で、軽く一言。
新国の新作、眠りの初日を見てきました。

美術とお衣装は、少々苦言を言いたいところもあるんですが、全体としては良かったです。特に主役二人が素晴らしかったです。

■新国立劇場バレエ「眠れる森の美女」 
2014/11/8(土) 14時開演 新国立劇場オペラパレス

芸術監督:大原永子
振付:ウエイン・イーグリング(マリウス・プティパ原振付による)
指揮:ギャヴィン・サザーランド
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置:川口直次
衣裳:トゥール・ヴァン・シャイク
照明:沢田祐二
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【キャスト】
オーロラ姫:米沢唯
デジレ王子:ワディム・ムンタギロフ
リラの精:瀬島五月
カラボス:本島美和
フロリナ王女:小野絢子
青い鳥:菅野 英男

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米沢さんは、最初の登場はやんちゃで、元気なオーロラな感じでよかったです。4人の王子とのやりとりで、あまり恥じらいとかはなかったかしらん。あまりまだ王子は目に入ってない感じかしらん(^^;

ローズアダージョですが、長くバランスをとることはなかったけど、静止したポーズがまったくくずれることなく踊りきったところが素晴らしかった。ひさびさの眠りで、こっちも緊張しつつみたせいか、このローズアダージョになんか感動してしまいました。

2幕での幻影の森のシーンはもう一つだったかなー。なので、やっぱ、元気な役が似合うのかなーと思っていたら、目覚めたあとのPDDはしっとりと、そして結婚式はプリマらしいオーラがあってすごくよかったです。

1幕で登場したムンタギロフ王子、他の貴族といっしょにいても、もう立っているだけ、ちょっとした振る舞いがもう王子様!ちょっと偉そうなところも王子様〜

その上、技術も完璧でいうことなし。回転して着地でぴたっと5番に入るところとか、くずれるとこがまったくなし。ほんとに素敵でした〜

米沢さんとの組み合わせもよく似合ってて素敵でした。サポートも安心できる感じ。二人並ぶと、ちょっと身長差はあるかな、っていうか、ムタギロフは実は結構大きいのよね。

今回の振付では、リラの精とカラボスの対立を描いているところと、王子がオーロラに出会った後に、目覚めのPDDをいれているのが特徴。

この目覚めのPDDがすごく素敵でした。

王子がオーロラにキスして目覚めた後、暗い舞台の上で二人で踊るんですが、二人の愛が目覚めるような感じ。ムンタギロフはもちろん素敵ですけど、米沢さんも長めのシンプルなワンピースでしっとりとした雰囲気で、プロローグとは全然違う初々しいさがあって素敵でした。

PDDの最後に王子がオーロラにキスして幕が下りるんですが、ちょっとロミジュリの初めてのキスみたな感じですご〜く素敵でした。

この目覚めのPDDが入ると、100年の眠りから目覚めていきなり結婚式より、結婚式への流れがすごく自然になる感じでいいですね。

もうひとつの特徴が、リラの精とカラボスの対立ですが、まず、幕開け。舞台上はカラボス、舞台上からシャンデリアにのってリラの精が下りてきて、二人でにらみ合いみたいな幕あけでした。

あと、リラの精が王子をつれて森に入ったところでも、リラの精は、最初は王子をよけさせてから、カラボスと二人でにらみあってましたが、うーーん、どうかしらん。それほど効果的ではなかったような。

あと、このあと、多少闘ったりはするものの、王子がオーロラのそばにいくのをみながら、なんとなくカラボスは退場してしまうので、ちょっと肩すかし。どうせならちゃんとやっつけてくれないかしらん。

衣装と装置はちょっといまいちなところが、、、全体が悪いわけではないのだけど。

プロローグの妖精は、みんな同じチュチュなので、ちょっとつまらない。それぞれの踊りの個性にあわせた色使いのほうがいいな。

リラの精は、薄いむらさきというか青みかかったピンクというかのチュチュですが、色が薄すぎなのかな。なんか印象がぼんやり。

カラボスは黒に緑をアクセントにしたチュチュで本島さんがかっこよかった!

でも、カラボスの乗り物はちょっとなんでしょうかね〜。くもを模したかなり大がかりな乗り物でしたが、動く長い足にご丁寧に赤い目までついてて、そこだけ遊園地のようでした。

花のワルツの時は、わきの柱がなんかじゃまでした。花のワルツは確か8組だったかな。柱なくていいので、花のワルツは人数をもう少し増やしてほしいわ〜。男女のコールドの数がそろうが新国のみどころなのに〜

あと、隅っこでみている王様と女王様がちんまりと椅子に座っている様子が、なんか公園のベンチに座っている夫婦みたいでした。青に赤をアクセントにした衣装ももう一つ。

森でのオーロラの幻影と王子が踊るところでは、コールドが濃い緑のチュチュだったのですが、これももう一つかな。

4幕の結婚式のシーンは美術も衣装も素敵でした。

あと、フロリナ王女が素敵!と思ったら、あとでみたら小野さんだった、、、、なるほど、私にもわかるなんてやっぱ小野さんすごいのね。しかし、主役もやりつつ、ソリストの役もやるなんて大変。まあ、公演回数が少ないからそうなるのかしらん。

青い鳥は菅野さんでしたが、こちらはもう一つだったような。あ、青い鳥の衣装もむむむな感じでした。親指トムは誰だっけ?すごくよかった。

というわけで、久しぶりに眠りをみて、なんか文句も多いけど、すごく満足して上機嫌でホワイエをぶらぶらしてたら、つい「眠りの森の美女カクテル」なんて買ってしまいました。ミーハーな、、、
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抹茶リキュールにリンゴ味であまくておいしかったです。

あと、新国は、ロビーにもホワイエにもクリスマスツリーがあって、すっかりクリスマスモードでした。
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フロリナの小野さんが素敵だったし、やっぱ来週の小野さんも見たい!なんて思ったら、もうソールドアウトでした。初日のゲスト出演の今日でも多少残席あるくらいだったのに、楽日だからか小野さん効果か、、、恐るべし。

第九もあるし、ボリジョイも始まるし、スケートもあるしで忙しい。毎週、平日は週末で仕事とりかえそうと誓うのだが、週末になると、結局また平日に持ち越しになってしまうのだった。

posted by とらのお at 19:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 公演日記2014年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらに更新されてたんですね、すみません気が付かなくて。

眠り全幕、かなり前に新国ザハとウヴァのコンビで見たきりです。あの頃の姫が懐かしい...(ボリショイ白鳥後の感想です(笑)

眠りも唐突な話ですからw、結婚式へつながる展開なのは良いですね。

話題のバレエ公演ともなると週末はソールドアウトなんですね!今は情報が速いし、動画を目にする機会も増えて、バレエファンも層が広がってる気がします。
ではお仕事がんばってください。






Posted by miena2010 at 2014年11月22日 01:36
コメントありがとうございます!
最近、更新しないので自分でもめったにみなくて返信が遅れてすみません(^^;
ほんと盛況で、売り切れとか聞くとなんか自分のことのようにうれしくなってしまう〜。
ザハロワの眠りっていうと、キーロフ時代を思い出してしまう。入団当時からオーラが違いましたね〜。
Posted by とらのお at 2014年12月08日 01:09
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